よみうりランド聖地公園(川崎市)
よみうりランド 聖地公園は、遊園地よみうりランドの中にあります。重要文化財等の文化財が点在します(聖地公園だけであれば特にイベントのないとき、入場料は必要ありません)。季節により桜や紅葉を楽しむことができます。すぐ上を移動用のロープウェイが通過していきます。それにしても、著名な遊園地と歴史のある文化財の組合せは、面白いと思いました。ぜひ長く保存して戴きたいと思います。
<画像の説明>よみうりランド聖地公園 由緒ある多宝塔のすぐ上をロープウェイが通る。
(ロープウェイのロープが、後で画像処理した様に見えますが、画像処理していません。)
<画像の説明>画像左または下:聖地公園多宝塔とロープウェイ
画像右または上:聖地公園聖門
重要文化財は、妙見菩薩像と聖観音菩薩立像です。妙見菩薩像は、鎌倉時代後期の作品です。温容と豪快さを兼ね備えています。聖観音菩薩立像は、平安時代前期の作品、現地の説明パネルによると、像高4尺6寸(約1.4m)、一木造です。双方とも内部が暗く殆ど見えません。もう少し明るいところで拝ませて戴きたいと思いました。
重要文化財に指定されていないですが、形が優秀でぜひ大事にしていただきたいのは、多宝塔と聖門です。多宝塔は17世紀の創建、元は、兵庫県加古郡の無量寿院のあったものだそうです。聖門は、高麗門(*)です。600年前の建築で京都御所から竜安寺に移されていたものだそうです。
(*)高麗門は、背面両側に直角に出た屋根があって控え柱の上を覆うもので、屋根平面は、Πの形になった門です。