四川大学博物館
四川大学博物館は、四川大学に併設された博物館です。展示は、石刻美術をはじめ、7種類の展示コーナーに分かれ、本格的です。入場の際に配られるチケットによると、当館は、中国で尤も歴史のある博物館です。
毘沙門天像は、qionglai龍興寺址出土丸彫り石彫仏です。像高約70cm、泥岩か砂岩でないかと思います。足元に地天を置き(日本の兜跋(トバツ)式は、毘沙門天が地天にのる)、西域的毘沙門天の初期の形態と考えられています。8世紀中頃(唐中期)の作品です。腰に長短両刀をクロスに差し、胸当てをしています。
私は、毘沙門天を見たくて訪れましたが、そこで可愛らしい観音像に遭遇しました。四川のビーナスと呼ばれているそうです。